世田谷区主催[学びのプレゼン〜学習活動発表会]

日時 2012年12月1日(土)・15時25分〜

会場 教育センター3階「ぎんが」

              

発表テーマ

『草双紙から迫る謎の浮世絵師写楽の正体』

  “戯作者たちが作り上げた? 阿波候お抱えの能役者斉藤十郎兵衛”

レ ジ メ

添付資料 十偏舎一九作画『初登山手習方帖』・・・2枚

『浮世絵類考』の遍歴・2枚

主な文献(出典)・・・・・1枚

            

◆忽然と消えた写楽の正体探しの写楽論争。諸説は30以上。斉藤月岑『浮世絵類考』に記載の人物が実存。写楽は阿波候のお抱え能役者斉藤十郎兵衛、住い八丁掘地蔵橋で決着しない理由。浄瑠璃・歌舞伎の演目は縁起の奇数字。『仮名手本忠臣蔵』、東洲斎写楽、十返舎一九の『初登山手習方帖』、一楽亭栄水・・・

◆同姓同名の吉良家臣の斉藤十郎兵衛がいた。八丁掘地蔵橋は2つ(茅場町と神田)にあった。葛飾北斎、式亭三馬、十返舎一九などは「忠臣蔵」の吉良家家臣びいき(判官びいきと表現すべきか?)

◆仮説「十返舎一九が写楽だ」。「三楽」「文楽」「写楽」の意味するところ。一九の人間性と一九のトラウマ「あほいいなはんな。人形芝居は学問やおまへん」 

◆寛政8年刊行一偏舎一九作画『初登山手習方帖』の挿絵に写楽の絵と落款。黄表紙は現代の高視聴率番組「笑点」の大喜利。浄瑠璃・芝居・文学・歴史の改竄剽窃(パクリ、なんでもあり)の黄表紙から浮世絵師東洲斎写楽の正体が見える。

◆「なぜだろう?」と思ったら、図書館で調べ、推理し、テーマを作る。過ぎゆく時間を豊かに楽しむ「三楽」。大学図書館、都立図書館、都内図書館の借用も近くの図書館を窓口に相談。

「学びのプレゼン〜」

“草双紙から迫る浮世絵師写楽の正体”

◎主な文献(出典)

『黄表紙・洒落本の世界』水野稔(岩波新書)

『江戸の戯作絵』(1)〜(4)小池正胤・宇田敏彦・中山右尚・棚橋正博編(社会思想社)

『洒落本大成』8・11・22・23・24(中央公論新社)

『歌川豊国画役者似顔絵早稽古』叢書江戸文庫 福森久助著・古井戸秀夫校訂(国書刊行会)

『十返舎一九集』叢書江戸文庫 棚橋正博校訂(国書刊行会)

『十返舎一九全集』第4巻(日本図書センター)

『式亭三馬集』叢書江戸文庫 棚橋正博校訂(国書刊行会)

『松鶴日記』7柳沢信鴻(ゆまに書房)

『日本の古典』25江戸小説集2(河出書房新社)

『草双紙集』木村八重子・宇田敏彦・小池正胤校注 新日本古典文学大系83(岩波書店)

『日本の近世』11・12・14・15(中央公論社)

『中村幸彦著述集』5・6・8(中央公論社)

『三田村鳶魚全集』1〜24(中央公論社)

『近世庶民生活史料 街談文々集要』石塚芥子偏・鈴木棠三校訂(三一書房)

『日本随筆大成』代期2日本随筆大成編輯部編(吉川弘文館)

『燕石十種』3〜5岩本活東子編(中央公論社)

『大田南畝全集』10巻(岩波書店)

『甲子夜話』1巻7 松浦静山(東洋文庫)

『嬉遊笑覧』4喜多村?庭(岩波文庫)

『武江年表』今井金吾校訂(ちくま学芸文庫)

『近世物之本江戸作家部類』曲亭馬琴 木村三四吾編(八木書店)

『江戸の本屋』上・下鈴木敏夫(中央新書)

『江戸文学地名辞典』浜田義一郎監修(東京堂出版)

『江戸東京地名辞典』芸能・落語北村一夫(講談社学術文庫)

『文化武鑑』『文政武鑑』(柏書房)

『江戸幕府役職鑑編年集成』1〜20深井雅海・藤実久美子編(東洋書林)

『大武鑑』改訂増補上中下橋本博編(名著刊行会) 

『隠語大辞典』木村義之・小出美河子編(皓星社)

『大阪人物事典』三善貞司編(清文堂出版)

国際日本文化研究センター 所蔵地図データーベース(www.nichibun.ac.jp)

『改撰江戸大絵図』元禄15年復刻古地図(人文社)

『江戸古地図集』(古地図史料出版)

『明和八年古地図』(古地図史料出版)

『江戸東京重ね地図』安政3年(エーピーピーカンパニー)

『江戸城下変遷絵図集』1〜20監修朝倉治彦(原書房)・

日本経済新聞「美の巨人たち」2000年2月6日・13日・21日

『大阪日日新聞』2005.12.10・17「なにわ人物伝」三善貞司

『宇下人言・修業録』松平定信(岩波文庫)

『鸚鵡の言乃葉』松平定信著「増野家文書」増野虎発記(須佐郷士史研究会HP)

『だましの文化史』作り話の動機と真実ゴードン・スタイン(日外アソシエーツ)

『偽史と奇書の日本史』佐伯修(現代書館)

『偽文書学入門』の研究久野俊彦・時枝務編(柏書房)

『日本の名槍』新版沼田鎌次(雄山閣)

『江戸の名奉行』丹野顯(新人物往来社)

『能楽史事件簿』横浜能楽堂編(岩波書店)

『日本の美術』22・23・24(小学館)

『瀬木真一の浮世絵談義』(毎日新聞)

『浮世絵類考』仲田勝之助編校(岩波書店)

『日本随筆大成』第2期11(吉川弘文社)

『山東京伝』−滑稽洒落第一の作家佐藤至子(ミネルヴァ日本評伝選)

『山東京伝年譜稿』水野稔(ぺりかん社)

『山東京山年譜稿』津田真弓(ぺりかん社)

『葛飾北斎伝』飯島虚心著(岩波文庫)

『葛飾北斎年譜』永田生慈(三彩新書)

『歌麿』喜多川歌麿年譜安村敏信編(新潮社)

『十返舎一九研究』中村尚夫(おうふう)

月刊『歴史読物』特集写楽を探せ1985・12号(新人物往来社)

『東洲斎写楽』渡辺 保(講談社)

『東洲斎写楽はもういない』赤石散人+佐々木幹雄(講談社文庫)

『写楽を追え』内田千鶴子(イースト・プレス社)

『写楽問題は終わっていない』田中英道(祥伝社新書)

『写楽』江戸人としての実像中野三敏(中公出版) 

『もうひとりの写楽―海を渡ってきた季朝絵師』季寧熙(河出書房新社)

『歌川家の伝承が明かす写楽の実像』を六代・豊国が検証した歌川豊国(二見書房)

『写楽』皆川博子(角川書店) 

『寂しい写楽』宇江佐真理(小学館文庫)

『歴史発見』一人一説写楽はだれだNHK歴史発見取材班(角川書店)

『浮世絵ミステリーゾーン』高橋克彦(講談社文庫)

『写楽殺人事件』高橋克彦(講談社文庫)

『謎の絵師写楽の世界-東洲斎写楽全作品集』高橋克彦(講談社)

『私が写楽だー十返舎一九の推理』鷹羽十九哉(新人物往来社)

『写楽絵考』日本文化叢書2宗谷真爾(大和書房)

『写楽の全貌』山口桂三郎(東京書籍)

『写楽の全貌』山口桂三郎(東京書籍)

『浮世絵の歴史』山口桂三郎(三一書房)

『江戸の絵師-暮らしと稼ぎ』安村敏信(小学館)

『森銑三著作集』続編第2巻(中央公論社)

『吉良上野介を弁護する』岳真也(文春新書)

『忠臣蔵』赤穂事件・史実の肉声野口武彦(ちくま学芸文庫)

『歴史読物』1992臨時増刊冬号『忠臣蔵』」のすべて(新人物往来社)